東進ハイスクールの予備校の歴史と人気の理由

東進ハイスクールの歴史と特徴

テレビのコマーシャルで全国的に地名度が広まり、今でしょのセリフで予備校講師のみならずテレビ番組の司会などで活躍する講師まで擁する東進ハイスクールは、株式会社ナガセによって運営されている東京都武蔵野市の吉祥寺に本拠地を持つ大学受験の予備校です。

特に現役生の合格に強いという特徴を売りにしており、基本的には現役生の受験対策という点に集中して取り組んでいる予備校であり、浪人生も幅広く集める他の予備校とは差別化を図っていますが、浪人生の受け入れもまったく行っていないわけではなく、浪人生向けの本科コースというものを新宿などの校舎において対応しており、取り扱っている校舎は少ないものの浪人生も東進ハイスクールで学ぶことが可能となっています。

この東進ハイスクールの起源は1971年に始まり、アパートの一室で始めた進学教室です。

これは現在の社長が東京大学在学中に自分で始めた進学教室でその後業務を拡大していくなかで株式会社を設立し、進学教室の運営を行うようになりました。

現在は株式会社方式で塾を運営するのは珍しいことではありませんが、当時は学校関係法令に従い各種学校という位置づけで行うものが多かったため珍しい組織形態でした。

さらに業務を拡大し、大学入試に焦点を絞って営業を行っていく中で1980年代後半くらいから各有名予備校の有名講師の引き抜きを行い、講師陣の充実を図ってきました。

それと同時に当時はまだ大学全入学時代ではなく、浪人生が多数存在してマーケットとして浪人生の需要が多大にある中において現役生中心という営業形態にシフトチェンジしてきたのです。

そして、授業の形態も、当時の大手予備校であったようなライブ授業ではなくビデオオンデマンドなどの配信方式で授業を行うこととしました。

東進ハイスクールの人気の理由

このようなビデオ授業であれば、地理的な場所は問わず、授業を聴いて、疑問に思ったことを質問できる社員やチューターがいれば講義として成り立つことからビデオを視聴するのと質疑を行うスペースだけが存在するサテライトとよばれる学習スペースを全国に展開していくことが可能です。 「東進衛星予備校MSG」より一部抜粋

ですので、東進は本拠地がある関東圏内だけでなく、地方都市にもサテライトオフィスを多く設置し、ビデオ授業で受講するという形で全国展開していきました。

この中には株式会社ナガセが直営で行うものもありましたが、現地の進学塾等と提携し、ビデオ授業を流すのと引き換えに場所と質問に答える人を提供するといったような形で行うものもあり、授業そのものは有名講師が行うものを視聴するものの、その通っているスペースは現地の塾といった形態も見受けられたのです。

しかし、授業の質といった点について特に重点的に力を入れていった結果、このような営業形態でも受験生が離れることなく、むしろ現役生が自分の時間の調整がつく範囲で受講できるという点で人気を呼びました。

その結果、2018年の現役合格者数においては、東京大学の現役合格者数で東進ハイスクールを活用した者は725名で、合格者のうち2.9人に1人がこのハイスクールを活用しているという実績となり、また、旧帝国大学と東京工業大学及び一橋大学の現役合格者については3,266名という数値となっており、毎年その合格者数を伸ばすという勢いを見せている状況にあります。

しかも、他の塾等で行いがちな合格者数に模試のみ活用した者を加えるというような水増しにもにた対応は一切行わず、純粋にハイスクールの授業を活用して学習を継続し、合格した者だけを計上しているという数字なのでその人数に水増しはなく事実に近い合格実績ということがいえるのです。

東進のカリキュラムの強み

では、このような合格実績をたたき出すこのハイスクールの授業のカリキュラムはどうなっているのかというと、まずそもそも志望校はどこなのかということを明確にします。

なぜなら、現在置かれている学力と志望校で求められている学力との差が何なのかを明確にする必要があるからです。

各大学ごとに求める人材が異なり、求める能力が異なることからすると当然のことを最初に行います。

そして、その志望校が明確化されるとその学校に合格するための勉強法などについて担任等から指導を受けることとなるのです。

ここでは100万人を超える指導経験と膨大なデータベースを活用することにより、どのような勉強を行っていけば志望校合格に必要な学力がのびるのかをはっきりさせます。

やみくもに暗記したり、計算したりというのではなくあくまで合格のために必要なことという観点でしぼりこんだ対策を示してくれるのです。

そしてこのような中で自分が合格するために必要な授業についてビデオ視聴により学んでいくとともに、その学習成果を模試などで確認するとともに、担任の指導を受けることにより効率的な学習が行われて効果が出ているか、無駄で非効率なことを行っていないかなどをチェックしてもらい、最短ルートで合格に向かって走っていくのというのが東進のカリキュラムの強みとなっています。